話を聴いてもらう効果

人に話をすると、問題解決の糸口が
見えてくることがあります。

また、話す前は重かった気分が
話し終わったあとにはスッキリ。

そんな経験をされたかたは少なくないでしょう。

では、なぜ、人に話をすると気持ちが晴れたり
解決の糸口やアイデアが見つけることができるのか。

その理由はこちらです。

 

1.情報の整理ができる

話すことで状況を振り返り、整理をし
より良い選択をできるようになります。

なぜならば、その悩みや問題を「外在化」できるからです。

「外在化」とはそのことと自分自身を
切り離すことを言います。

問題と自分が一緒になっていると、
感情の波に飲まれてしまうことがあります。

そんなときには「外在化」して冷静で客観的な
視点を取り戻しましょう。

 

2. ストレスの解消

安心できる人に話を聴いてもらうことは、
ストレスの解消につながります。

なぜならば、
自分自身の状況や思いなどを
理解して聴いてもらうことにより、
孤独感や不安感が取り除かれ、
ストレスホルモンが軽減するからです。

「どうしたらいいのか」
「何から手をつければいいのか」 に対する
考えが自分の中で明らかになることは
心の負担を取り除いてくれ、挑戦意欲を
刺激します。

3.気づき、アイデア、洞察が生まれる

話すことは自分の脳内にある考えを
相手に説明する、という力を自動的に使う
ことになります。

それはひとりで考えている状態とは
違い、おのずと自分自身の考えを
客観視をすることにつながります。

また、話すことで、考えを自分の耳で聴きますので
「オートクライン」という状態が起こり
その内容を再度、検証・分析することになります。

ですので、部屋を整理整とんするように
自分の思いや考えを見直して、気づきが
生まれたり、新たなつながりや洞察が
芽生えることがあるのです。

また、リラックスして考えたり話すことで、
アルファ波が放出され、
さらにアイデアが浮かびやすくなります。

 

4.多様な視点を持てる。

「他人の靴をはく」ということわざがありますが
なかなか他者の立場に立つことは難しいといえます。

ひとりではなかなかしづらい 多観点化ですが
聴き手の適切な質問によりそれが可能になります。

他者の観点を疑似体験することは
思いやりと多様な視点を持ち、多観点なものの
見方を得ることにつながります。

 

5.自己理解と心の成長に役立つ。

普段、私たちは「これが自分らしい」という
枠組みにそぐわない自分の感情は
抑圧していることがあります。

外に出されない、
悲しみ、怒り、くやしさなどの
ネガティブな感情をともなう体験は
消えてなくなるわけではなく
保留したままでそこにある、という
ことも起こります。

それらの抑圧された感情が一定量より
増えてしまうと
心身に不調をきたすことがあります。

自分が感じていることを言葉にして
話すことは、とどめられた川の流れを
元に戻すかのように

自分自身への理解を深め、心の成長に
つながるのです。

 

6.自己解決力の増加。

話を聴いてもらい、質問に答えることを
繰り返していくことは、普段の生活の中で
おのずと自分自身に問う力(自問自答力)
を高めていきます。

自分自身の中から導きだした考えは
内発的なモチベーションにつながりますので
意欲も増大し、自己効力感を増やしますので
さらに自己解決力の増加につながります。

 

7.コミュニケーション能力の増加。

話を聴いてもらう経験を多く得て
いるうちに、
他者とのコミュニケーションの中でも
自分が体感したように
相手の話を聴けるようになり
適切な質問を投げかけることが
できるようになっていきます。

リッスンコール